本沢温泉行と硫黄岳ピストンを計画、硫黄岳はおまけ。
■3/1(土)
林道駐車場まで車で行く予定だったが、稲子湯手前の分岐に「八ヶ岳林道は崩落の危険があるため諸車の通行を禁止」の看板が。そこから歩きとなる。
1時間ほど林道を歩くと駐車場と本沢入口が出てくる。なぜか車両が駐車されており、がっかりする。
無雪期にはクルマ(4駆)で入れるゲートまで、さらに1時間。
ふたりで読図を楽しみながら登っていく。装備も軽いし斜度もたいしたことないが、なぜかやたらとくたびれてしまう。
つぼ足のまま本沢温泉に到達。宿泊の受付けをすると我々が一番のようだった。
早速、露天風呂へ。10年以上前だったろうか、極寒の中、露天に入った際に寒くて出られなくなった嫌な思い出があったが、今は湯口が新設されており、湯温は42~43℃くらいに感じられる(道端の泉質表示看板には40.8℃とあった)。硫黄泉らしく白濁したお湯でとても温まる。
宿に戻って談話室でビールを飲み、次は石南花の湯へ。こちらは鉄分系のお湯で橙色である。湯船にはコテコテの析出物が張り付いており、こちらもとても温まる。
双方とも最高のお湯だった。
その後すぐに夕食。食堂に地酒が4種類置いてあり、その場で呑むことができる。
翌日の予報は雨。ほろ酔い気分で明日の行動をどうするか議論。
■3/2(日)
5時に起床。荷物をまとめ談話室へ。湯を沸かし朝飯。外に出ると雨は降っていない。雪山で濡れるのを嫌って本降りになる前に下山しようと、夏沢峠で引き返すことに。
硫黄岳上部には険悪な雲がかかっており風が強そうだ。本沢入口まで下山すると、ちょうど天気雨のように落ちてきた。
駐車場所に戻り、クルマで稲子湯へ上がる。軒先で雨宿りしているグループを尻目に、一湯いただいてから帰路へ。最高の温泉山行となった。
<行程>
3/1 稲子湯手前の林道分岐9:40~本沢入口10:40~ゲート11:30~本沢温泉13:20
3/2 本沢温泉6:30~夏沢峠7:30~本沢温泉8:15~ゲート9:25~本沢入口9:50~稲子湯手前の林道分岐10:30