現状の体力等を確認するため、過去によく通ったルートを再訪。
■1/4(土)
今年は雪が多く、稲子湯までの道路も雪で覆われていた。遅めの9時過ぎに到着したが稲子湯駐車場は意外にガラガラだった。
一方、ゲート前の駐車場は満車だった。
こまどり沢の広場でアイゼンを履いてミドリ池まで登ったが、この先は中山峠まで比較的平坦なので、いったん外す。ミドリ池から見る天狗岳は相変わらず立派だった。
ミドリ池から中山峠まで休憩せずに歩こうとした結果、疲れてペースが落ち、時間を要してしまった。稲子岳南壁への入口付近で再度アイゼンを装着し峠を越えた。峠の急登は例年に比べ積雪が多かった。
黒百合平に幕営。3シーズンシュラフにシュラフカバー、ダウン上下で寝たが、単独のためかとても寒くて眠れなかった。
しかし、気温は-15℃、まだマシな方だ。
■1/5(日)
翌日は遅めの起床。テントを撤収し中山峠側から天狗岳を目指す。峠を過ぎたあたりで朝日に照らされた針葉樹林が美しい。
天狗の奥庭から風が強まる。強風で頬を冷やされて歩くのが辛い。予め目出帽を着用すべきだった。東天狗岳山頂に到着。
他のパーティは風の影響で西天狗へ行かずに戻るなどと言っていた。私はさっさと山頂を通過し根石岳へ向かう。途中の白砂峠は風が強く辛い区間であったが、実は便意を催しそれどころではない。しかし地形的にも強風的にも箕冠山まで「きじうち」できる場所はない。箕冠山に到着し、樹林帯でどうにか済ますことができた。
夏沢峠を下り本沢温泉へ。厳冬期だというのに、野天風呂の湯船の蓋は開けっ放しだった。
本沢温泉で八ヶ岳ブルーに気がつく。
先日に雪訓があったが、この山行を通じてツボ足やアイゼン歩行を確認することができた。また、グローブ着用によるテント設営・撤収も確認できて、良き山登りとなった。
<行程>
1/4 稲子湯9:20~ミドリ池11:30~中山峠13:30~黒百合平(幕営)13:40
1/5 黒百合平7:00~中山峠7:05~東天狗岳8:10~根石岳8:35~箕冠山8:50~夏沢峠9:30~本沢温泉10:10~ミドリ池11:40~稲子湯12:50