応用ステップ「残雪期の山その1」で、宝川温泉から雨ヶ立山および布引山へ。
■4/6(土)
水上駅で8時半に集合し、湯の小屋温泉行きのバスに乗る。バスは1~2人の乗客の他は我々のみ。30分強で宝川温泉入口に着き、車道から歩き始める。旅館を過ぎ、宝川沿いの林道には雪が出始める。途中、青栁さんの靴底が剥がれる事件があったが、黒いガムテープでガッチリ補強し山行は続行。
林道には雪が
トンネルがあった
トンネルを抜け、宝川理水試験地で小休止、ハーネスを着ける。ゲートを跨いで林道を離れ、初沢に寄りながら樹林帯に入ると、雪に足を取られ歩きにくい。斜面は緩やかで迷うところだがピンクのテープがある。尾根に乗ると、左側に板幽沢が近い。休憩して、最後の登りは急傾斜となる。
樹林を行く/最後の登り
緩いところを選んでひと登りで目標の1436m付近。少し越えて1450mのあたりを幕営地としたのは、ちょうど15時だった。
時間をかけて整地してブロックを積み、2つのテントを設営。隣に椅子とテープルを作り、宴会場とした。テント内の二次会ではお酒が足りなくなったが、遅くならないうちに就寝できた。
テント設営
■4/7(日)
3時起床。あまり寒さを感じない。共同で朝食を済ませ、テントを撤収すると5時をまわった。お天気は良さそうだ。
アイゼンを着けて出発。朝は雪が締まっていて歩きやすい。朝日の写真など撮りながら、楽しい稜線歩き。
良い景色
一列で進む
1時間ほどで到着した雨ヶ立山はピークらしくない。ザックを下ろして休憩。
方向を換え、布引山へ向かう。
布引山へ
途中、下山に使う南尾根(仮称)との分岐でザックをデポして、布引山へ。山頂で証拠写真を撮り、景色を堪能した。デポ地点に戻って山座同定と世間話で40分ほど過ごした後、下山を開始する。
山座同定
下山開始
日当たりが良すぎて暑い。先頭を交代しながら、なだらかな尾根を下山。東に寄ることを気にしながら、最後は沢を間近にみて、林道に下りる。林道ではあるが崩れているところもある。歩くのに飽きた頃に宝川理水試験地に着いてアイゼンを外す。
林道沿いのふきのとうを中村さんと採取していたら誰も見えなくなり、宝川温泉で追いついた。バスは待ち時間が長過ぎたが、温泉からタクシーを呼んでもらい、無事に水上駅前のそば処くぼ田にたどり着くことができた。
帰宅後、眠いのを我慢して作った蕗味噌はたっぷり1週間分あった。
<行程>
4/6 宝川温泉入口バス停9:15~宝川温泉9:45~宝川理水試験地~1450m付近(幕営)15:00
4/7 幕営地5:15~雨ヶ立山6:10~布引山7:10~宝川理水試験地~宝川温泉13:00