2023年の登り納めということで、湯河原幕岩での岩トレを企画した。
駐車場から40分程歩き、まずは悟空スラブへ。取付きにて装備を整える。春のように暖かく、皆、薄着になった。
中村・吉岡ペアと、青栁・秋永ペアに分かれ、登攀開始。最初のピッチは二本足で歩ける程度ではあるが、ボルトを見つけ支点をとっていく。
1Pが約30m、2Pの終了点はその先を見越して少しトラバースし立木に支点をとって約30m。振り返れば駿河湾がとても綺麗で伊豆大島までよく見えた。4Pあるかと思っていたが3P約40mで終了点に到達した。最終ピッチは少し斜度が強くなり、朝イチのカラダにはちょっときつい。
ここから引き続き二手に分かれ、マルチ懸垂。ロープダウンがうまくいかず、激しく絡んでしまった。絡みを解きながらなんとか下降。2回の懸垂で取付きに戻った。
その後、桃源郷の岩場に行き、まずは吉岡さんが「Washing」(5.6)をリードしトップロープを張る。左隣の「シルクロード」(5.7)と合わせて各自練習した。スラブでスタンスが細かい。
続いて青栁さんが、右隣の「いんちきするな」(5.7)をリード。トポ図には、洗濯板のように細かいスラブをつなげて登るとあるが、文字通りだった。
最後に、ガリバーの岩場に移動し、吉岡さんが「赤ずきんちゃん」(5.9)をリード。全員トップロープで登ることができ、終了。
翌日、青栁さんと吉岡さんは正面壁のほうで2日目のトレーニングを行った。
年の瀬とは思えないほどポカポカの陽気で、マルチピッチのロープワークに加え、スラブの岩場の経験を積むことができ、とても充実した登り納めとなった。
春には、城山南壁に挑戦したい。