烏帽子沢奥壁に今季入山する予定のため、現地調査に行ってきました。
8月2日、曇り時々雨。一ノ倉沢出合は平日であることと天候不良のためか、閑散としている。谷川岳ベースプラザから一ノ倉沢出合までの道中、中学生の団体とすれ違ったが、一ノ倉沢への観光客の出足は良くない。一ノ倉岳の山頂は雲の中だ。
一ノ倉沢出合
一ノ倉沢概念図
前日の一ノ倉沢は、大雨のために川原から水が溢れていたとの由、本日も水量が多く、渡渉に苦慮する。一ノ倉沢右岸のブッシュ帯を進み、一ノ沢出合の手前で左岸に渡渉する。ここから雪渓が出現し、アイゼンを装着する。ひょんぐりの滝右岸の高巻き地点を目指して、スノーブリッジの左岸側を進む。ヒョングリの滝まで来て、スノーブリッジ上を左岸から右岸にトラバースすることに危険を感じ、先に進めなくなる。ヒョングリの滝の水が、ひょんぐりして強い勢いで螺旋を描いていて、水しぶきが写真を撮影した場所まで飛んできて、頬に当たってくる。
ヒョングリの滝(一ノ沢出合から)
ヒョングリの滝
当初の予定では、ひょんぐりの滝右岸を高巻き、滝上部の懸垂下降開始点まで行くことになっていたが、ここで断念し帰路につく。
【木村所感】
今回、目標は未達成でしたが、なんとなく地形が把握できたので、そこそこ有意義でした。一ノ沢出合の前で、一ノ倉沢を右岸のブッシュ帯から左岸に渡渉しましたが、そのまま右岸のブッシュ帯を進み、一ノ沢に降りて行けば、ひょんぐりの滝右岸の高巻き地点まで行けたかもしれません。一ノ倉沢右岸のブッシュ帯の先がどうなっているのか見ておけば良かったと思います。
【山行ルート】
谷川岳ベースプラザ~旧国道~一ノ倉沢出合~一ノ倉沢~ひょんぐりの滝~往路を戻る
写真の滝はひょんぐりの滝ではないようです。
ひょんぐりの滝は、少し奥の衝立前沢の出合辺りのようです。
訂正してお詫びします。