緊急避難(低体温症対策)訓練

  • 期間 2023-03-05
  • メンバー L田口(22期)、SL木村(27期)、船戸(30期)、高橋(41期)、秋永(42期)、八重樫(42期)、鹿内(42期)、中村(42期)
  • 記録 鹿内

雪山での避難訓練として、ツエルトの利用法や、雪洞・スノーマウントの作り方などを学ぶ。
水上駅スルス岩取付周辺で実施の予定だったが、雪が無いため、谷川岳ベースプラザの裏手へと移動した。

■ツエルトを利用した緊急避難
木と木にロープを張り、ツエルトの固定方法を実習。各自の工夫も入れ、どのスタイルがより安全に避難できるかを比較。
ツエルト

■半雪洞、雪洞による避難
一口に雪洞と言っても、平たんな場所を掘り上部をシート等で覆う形から、斜面を利用してL字に掘りシートで覆った半雪洞や、しっかりと生活空間を掘り込むものまで、いくつかの種類がある。その時の環境や気象条件によって最適な形式を選択する事が必要。
今回は半雪洞を掘った後、本格的な雪洞を作成。スノーソーとスコップを使って雪をできるだけ角状に切り出して周囲に積み重ねていく。
雪洞
半雪洞を二つ繋げて大きな雪洞を掘った。結構大変。雪洞

■スノーマウントほか
雪洞が掘れないような場所ではザックを利用してスノーマウントを作ることができる。手順としてはザックを積み重ねシート(ツエルト)で覆う。その上に雪を積み固め形を整える。入口を作り、崩壊させないようにザックを取り出し完成。
スノーマウント
その他、木の周りにできる穴(ツリーホール)の中でツエルトを被って避難する方法もある。
ツリーホール

はじめての雪洞づくりであったが、スノーソーの取り扱いに苦労した。またキレイに切り出していかないと効率やバランスが悪くなっていくので丁寧に作る事が必要だが、慣れないとなかなか難しい。雪山での避難は必須知識であり、非常に勉強になった。

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