▲「牛首峠〜霧訪山」概念図
落ち穂拾い的な山行となった。8月に権兵衛峠から経ヶ岳を1泊2日で歩き、残った1日で塩尻峠から霧訪山までをトレースした。その際に、ついでに牛首峠周辺を偵察しておいたのだ。R153から下村、中村、山口と3つの集落を抜けて行く県道?が実に狭い。地元の車とのすれ違いも間々ならないところもある。おまけに、牛首峠周辺の山は“茸山”、要するに松茸山である。至る所に、入山禁止の警告看板がつけられている。そんなわけで秋の入山は気を使う。無用のトラブルは避けたいという事で、車は小野駅に置いて、タクシーで牛首峠に向う。
茸山の看板の付いたロープを潜って峠から北上する尾根に踏み込む。道という程ではないが、山菜や茸採りと思われる踏跡が所々出て来る。稜線に出る頃から踏跡ははっきりしてくる。入山禁止のロープに沿って踏跡が続いている。順調である。11時には1298.0mの三角点峰に着く。地形図には山名はないが「駒沢山」というプレートが下がっている。
霧訪山が近づくにつれて道もハッキリし来る。1277mの標高点をすぎた小ピークにも「えぼし」との山名表示があった。そんなに尖っている訳でもなく、ちょっとした盛り上がりに過ぎないが、麓から見れば「えぼし」に見えるのだろうか?そこからいったん下って、一登りすれば霧訪山である。山頂はとてもにぎやかである。地元の中高年の登山グループのようである。20人位はいた。
これで、牛首峠から八ヶ岳〜富士見パノラマまで繋がった事になる。登山グループが下山した跡の静かになった山頂でしばし感慨にふける。
<行程>
牛首峠(8:30)〜1338m標高点(9:00)〜1267m標高点(10:15)〜駒沢山/1298.0m三角点(11:00)〜えぼし(13:00)〜霧訪山/1305.0m三角点(13:50)
<地形図>「北小野」