9時前に渋沢駅に集合し、金澤講師の車で、でこぼこの戸川林道を進む。新茅荘前に駐車し、そこから10分程度歩いて戸沢出合に。その奥、書策新道入り口から水無川本谷沿いに進む。
本谷F1に到着したところで、いよいよアイゼン装着。雪の無いところでアイゼンを履くのは初めて。高下駄を履いたらこんな感じ?ギシギシ、ガシガシ岩の上を歩く。
フラットフットを意識してとのことであるが石の上では不安定な感じでバランスが取りにくい。
■アイゼン装着
F1を登る。
金澤講師がリードし、本科生はフォローで登る。アイゼンの前爪で岩に乗ろうとするが、ホールドから爪が外れて滑りそうで不安。岩と鎖にしがみつきながら登ってしまった。
続くF2
滝のすぐ左を登る。この滝は濡れるとのことで雨具の上を着込む。しかも、昨日降った雨で水量が多いとのこと。ここも鎖を頼りに登り始める。
が濡れたのは雨具を着込んで完全防御の上半身ではなく、まったく無防備なズボンであった。右足がびしょ濡れ。。。冷たい。
冬の沢登り
夏であれば何でもないところを、濡れないように遡行することの難しさ。濡れてしまった時の落ち込みよう。。。やっぱり沢は夏が楽しい。
F3は滝手前の左、クサリ場を巻きぎみに登る。
ここの高所トラバースは本日一番のスリルであった。ルートには鎖が付いているし、ロープで確保もされているのだが高所の岩場をアイゼンでトラバースに足がすくんだ。
F5は、金澤講師からリードしてみる?
との事で不安なこころもちの中トライした。
滝の右側をクサリ伝いにトラバース気味に登ってゆく。本当はクサリに頼らず登りたいところであったが落ちる!という恐怖心からクサリをシッカと掴んで登ってしまった。
F5の上、書策新道との出合で本日の遡行終了となる。書策新道を下る。
なかなか、アイゼンで岩を掴み、ホールドに乗り込む感覚がつかめず、おっかなびっくりの1日であった。
■遡行図