今回、我々はアイスクライミングのトレーニングをするため、初級者向けと言われている千段の滝へ行って来ました。
■1/6(日)
大月駅に集合し、マイカーで宝鉱山駐車場へ。駐車後、千段の滝(別名:四十八滝沢)へと向かう。登山道では、コガラの群れと、群れに混じった1羽のコゲラが我々を迎えてくれて、群れは近づいても遠くへは逃げずに、愛嬌のある姿を見せてくれる。今回は、氷の発達の状態から、三段の滝周辺の右股の枝沢で、アイスクライミングを行うこととする。現地までは一般登山道を使用する。宝鉱山駐車場から北口登山口に向かい、そこから千段の滝コースを登っていき、千段の滝沢を右岸から左岸へ渡渉する場所が、三段の滝となる。沢を遡行するのが目的であれば、一般登山道が川原に入っていく場所から、入渓してもよいかもしれない。我々は不慣れであるため、一般登山道が川原に入っていく場所から入渓して、途中からアイゼンを付けて遡行していくが、氷の発達が未熟なため、途中から一般登山道に戻る。
千段の滝始まりの標識
祠と初滝
三段の滝を通り過ぎた辺りに、大滝の標識が設置してある。大滝の氷はあまり発達していない。先に進んでも仕方が無いと思い、登山道を戻って、枝沢の氷瀑でアイストレを行うこととする。
大滝の様子
枝沢奥の氷瀑(大)
枝沢手前の氷瀑(小)
現場は誰もいないので、2本の氷瀑にトップロープを張り、トレーニングを行う。氷の状態はあまり良くなく、薄くて脆い。途中、V字スレッド作成の練習も行う。
V字スレッド作成
疲れてきた頃合で、撤収。登山道を下って、駐車場へ到着。無事下山となった。
【行程】
大月駅(8:40)=宝鉱山駐車場(9:10/9:25)~北口登山口(10:00)~三段の滝(11:40)~アイストレ~下山開始(15:50)~北口登山口(16:55)~駐車場(17:25)
【木村所感】
三つ峠でアイスクライミングをするには、時季が早いようで、氷瀑は発達していませんでした。氷が脆くて、アイゼンの爪を氷に突き刺して体重を掛けると、氷が崩れてしまい難儀しました。その分、良いトレーニングになったのかもしれませんが、腕がすぐに疲れてしまいました。次回は氷が発達した頃に行きたいと思います。
【二見所感】
数冊所持している沢登りの本の中に三つ峠エリアは載っていない。北口登山道~三段の滝登山道で下山してくる3人パーティー、結氷していなくて戻って来た旨。不安になるが行ける所までと前進して結果として正解でした。トップロープのセットに時間がかかったが、寒くもなく風もなく混雑もなく正月のクライミングを楽しめた。次回、リードに挑戦したい。