「基本ステップ ラッセルを学ぶ」企画にて、棒立山への取付き付近でテント泊し、翌日、棒立山を経てタカマタギへの途中までワカン・アイゼン歩行により往復した。
■2/17(土)
15時30分に土樽駅に集合し、2kmほど徒歩で移動、棒立山への取付き付近でテント泊した。
今回はテントまたはツェルトを各自持参し、それぞれスコップで雪を平らに均(なら)すなどして設営した。私の場合は、80cmほど雪を掘り、雪面を平らにした上で立木を利用してツェルトを張った。また、テント/ツェルトをデポしての登山であったことから、厚めのテントマットを持参して快適に就寝することができた。
夕食は各自に用意し、私のツェルトに集まった。私はもつ鍋(野菜多め)をつまみに美味しいお酒をいただいた(鹿内さん、「上善如水」ごちそうさま)。
翌朝6時出発ということで、22時に各自のテント等に戻り就寝した。
■2/18(日)晴れ
ワカンを装着し、ビーコンチェックをした上で山行を開始した。
ルート上にはツボ足以外にもワカンやスノーシューのトレースがあり、所々地面が見えている場所や踏み抜いた跡があったが、ワカンでの歩行には問題なく、棒立山山頂に到着した。気温が高く風もない天候で汗が噴き出してきたため、途中で中間着やアウターを脱いだ。また、時間が経つにつれ、太陽に照らされた雪面が緩み、急斜面ではキックステップで登らなければ足場が崩れ滑るような状況であった。
今回は「ラッセルを学ぶ」企画であったが、トレースが付いていた上に積雪も少なく、ラッセルを行うような場面はなかった。
棒立山でワカンからアイゼンに替えてタカマタギ方面に向かったが、タカマタギとのコル付近で11時になったため、下山を開始した。今回はタカマタギの登頂を目指すものではなく、帰りの電車の時間もあることから、途中であっても11時には下山を開始する旨、事前に金澤リーダーから説明されていた。
下山時は雪がかなり緩みワカンを外したこともあって、ツボ足のトレースを辿っても踏み抜くことが多く、2月中旬とは思えない残雪期のような状況であった(当日の湯沢の気温:最高16.6℃、最低0.7℃)。
テント等を撤収して土樽駅に戻り、15時24分発水上行で帰路に就いた。
<行程>
2/18 テント場(棒立山取付き付近)6:20~棒立山10:10~棒立山とタカマタギとのコル付近11:00~棒立山11:30~テント場13:10~土樽駅14:30