雪山行動マネジメント及び雪崩対策訓練を白毛門登山口周辺にて実施した。
■2/3(土)
・雪崩ビーコン操作、グループチェック
ビーコンの基本的な使用方法の説明を受け、グループチェックを実際に行った。
・雪崩ビーコンによる操作とプロービング
埋まっている方向によって電波の方向性が異なるため、ビーコンの捜索に特徴が出る。
コールは「サーチ」→「シグナル」→「ファイン」(3m以内)。周囲にわかるように伝えることが大事。
ファインに入ったら慎重に。深い埋没の場合のビーコンのサーチの特性も体験。
・雪崩ハザード評価
地形から情報を得る。また、ピットを掘って断面を観察、ハンドテストを行い弱層を見極める。
・積雪の安全性テスト(弱層テスト)
スノーソーで四角柱を切り出し、スコップを利用してコンプレッションテストを行う。
・掘り出し
バケツリレーのごとく並んで、スコップで雪を後方に送りながら掘り出す。
終了後はテント設営し懇親会。雪の宴会場で大いに盛り上がった。
■2/4(日)
・雪崩サーチ&レスキュー
本科生2名+研究生2名を単位とした2グループにて、実際に雪崩があったことを想定してビーコン操作から掘り出しまでの一連の流れをシミュレーションする。
・掘り出した後の搬送
・雪崩に埋まったと想定しての埋没体験。想像以上に雪が重く、数十センチの深さで動けない。
2日に渡って学び、実際の雪崩遭遇を模した体験を行うことで、非常に身になった講座だった。