南八ヶ岳・裏同心ルンゼ

  • 期間 2023-12-30
  • メンバー L高橋(41期)、木村広(27期)
  • 記録 高橋

アイスクライミング初めとして、裏同心ルンゼを計画。
朝6時に美濃戸に集合。林道に積雪はなく凍結個所もなかった。駐車場はほぼ満車であった。
準備を整えて堰堤広場まで歩く。悲しいことに積雪はない。堰堤広場から先は徐々に凍結個所や積雪が出てくる。しばらく歩くと大同心が姿を現す。
大同心が姿を現す
赤岳鉱泉に到着、アイスキャンディーの結氷は未完。
アイスキャンディー
裏同心ルンゼに向かう。
ルンゼをつめる
登山道からF1取付きまで、思いのほか歩いた。前回登攀した際は氷が薄く滝の落ち口へ上がる際に苦労したが、今回は十分に結氷している。
F1
トップロープを張って練習しているパーティがいた。先行パーティが登るのを待って、自分(高橋)リード。研いだバイルが良く決まった。
F1登攀
メインロープにリーシュが絡まるなど少々のアクシデントあり。落ち口まで登ると立木に捨て縄がかけてあった。その立木でビレイ。
続くF2へ向かうため、沢をつめていく。左俣にも立派な凍結した滝があった。F2の結氷もいい感じ。
F2
木村さんリード。F2は落差も距離もあるため、ロープ残量に注意しながらビレイ。「ロープ半分!」をコール。
F2登攀
その直後に上から「テンション!」。「なに!?」と思ったが、「何かトラブルだな」とすぐに理解。しばらくすると「ブーツが壊れた!」。恐らくスレッドを作成して懸垂で下降するだろうと思っていた。案の定、Aスレッドを作成、捨て縄をセットし木村さんが懸垂下降してきた。右足のアイゼンが外れている。テーピングで靴を補修しアプローチ用のアイゼンに履き替え、往路を下る。
振り返ると中央アルプスなどの山並みが美しかった。
振り返って
F1には登攀者がいたので、ビレイ点と異なる立木を懸垂支点にして下降。下降中、登攀者とトラブルにならないように核心部を越えるまで途中待機。
今回は引き返すことになったのが残念であったが、良い経験になった。

〇クライミングロープ 8mm×50m 1本

<行程>
美濃戸6:30~赤岳鉱泉8:30~F1取付き9:40~F2取付き10:20~F2撤退11:10~赤岳鉱泉12:10~美濃戸14:00

<所感>
〇木村
当日は晴れて穏やかな天候になり絶好のアイスクライミング日和となりました。
F2をリードしている途中でブーツのソールが剥がれてしまい、そこで遡行を終了しました。マモちゃんには申し訳ないことをしました。そこまではとても楽しく登ることが出来ました。やはりアイスクライミングはいいですね。

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