1/7~8の南アルプス前衛・入笠山での冬山合宿(応用ステップ)後、有志による継続自主山行として実施したものである。合宿を含め3日間とも晴天に恵まれた山行となった。
冬山合宿に参加した8名のうち6名が参加して、8時半に入笠牧場を出発し、マナスル山荘本館手前から大沢山を目指した。
大沢山山頂にはJAXA(宇宙航空研究開発機構)の光学観測施設として60cm望遠鏡が設置されており、宇宙デブリを大量に発生させる大型の軌道上物体(使用済みのロケット上段や人工衛星)を直接観測する技術の研究開発を実施しているそうである(https://www.kenkai.jaxa.jp/research/debris/deb-observation.html)。
観測所までは雪もそれほど無かったが、観測所脇から大沢山山頂には太もも辺りまで積もっていた。
山頂と目星を付けた場所に標識等はなかったため、地形図を頼りに尾根筋にある四等三角点(1859.6m)を探した。なかなか見つからず諦めようとしたところ、何と参加者の一人がずっと立っていた場所の下に目指す標石が埋まっていた。
下山は林道と思しきルートではなく、地図を見ながら等高線の緩やかな斜面(バリエーションルート?)をほぼ直線に下り、11時過ぎに入笠湿原前に到着した。
予定より早く下山できたため入笠湿原前の食堂で昼食を摂った後、ゴンドラにて富士見パノラマリゾート山麓駅まで降り、解散した。
<行程>
入笠牧場8:30~林道~マナスル山荘本館付近9:30~大沢山10:20~入笠湿原11:00-12:15~富士見パノラマリゾート12:50
<所感>
○中村
今回、初めての雪山登山であったが、雪のコンディションが異なる場所で「登山靴のみでの歩行」「アイゼンを履いた歩行」「ワカンを履いた歩行」を経験することができ、今後に向けての良い訓練となった。また、宿泊した入笠牧場は大変良い所であり、無雪期にも訪れたい。