白毛門

  • 期間 2022-12-17
  • メンバー L田中(35期)、高橋(41期)
  • 記録 高橋

田中さんから雪訓前日に白毛門に行かないかとお誘いをいただき、二つ返事で賛同した。
積雪期の白毛門は雪山登山を始めた頃に5度も6度も通ったが、厳冬期だったために毎度胸までのラッセルとなり一度も登頂できた試しがない。今回も予想気圧配置図を見るに天候はあまりよろしくなさそうだ。恐らくひざ上から腰までのラッセルで時間切れになるであろうと思っていた。

上毛高原駅で田中さんと合流、土合に向かう。予想よりも積雪がなく、土合橋駐車場は積雪3cm程度。
土合橋駐車場
すぐに装備を整えて登山開始。
木立から谷川の大岩壁をのぞむ

木立から谷川の大岩壁をのぞむ

アイゼンを着けずに標高1400m程度まで登る。積雪は10~30cm程度。
樹林帯の積雪状況
樹林帯の中である今のうちにとアイゼンを装着し山頂を目指す。相変わらず積雪は浅く、パウダースノーなのでピックやアイゼンの爪は効かない。岩場を乗っ越すときは注意した。
山頂をのぞむ

山頂をのぞむ

フィックスロープや鎖場が現れるが頼らずに登っていく。森林限界を越えたあたりで風が強まり、山頂がガスに消えてしまった。
ガスに包まれる山頂
強風で降雪の勢いが増し、顔が痛い。斜面が急になり、時折ひざ上から腰あたりまでのラッセルとなる。切れ落ちた稜線を他のパーティとすれ違いながら進む。山頂直下のスラブ岩は岩肌が完全に露出しており、巻くことにしたが足場が乏しく緊張した。登頂したら互いに写真を撮りあいすぐに下山。
山頂にて
ところが、強風により自分たちのトレースはほとんど消えていた。わずかに残るトレースと思われる手がかりとコンパスを頼りに下山。道迷いしていないか少し緊張したが目指す尾根を視認できた時は安堵した。シーズン初めで未だ戻らないアイゼン歩行の感覚を確認しながら、ゆっくりと下山した。

<行程>
土合橋8:45~松ノ木沢ノ頭11:30~白毛門12:40~松ノ木沢ノ頭13:30~土合橋15:10

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