今回、私たちは裏妙義の木戸壁に行ってきました。晴天のもとマルチピッチクライミングを楽しんできました。
旧国民宿舎裏妙義の駐車場を出発し、丁須の頭を目指して籠沢沿いの登山道を進みます。途中、鎖場が現れる数メートル手前で登山道を左に分けて、右の踏み跡に進みます。
鎖場の手前には、直角に曲がった矢印が岩にペイントされています。踏み跡を数メートル進むと右カンテルートの始点に着きます。
2ピッチ目をリードする高橋さんです。ガイドブックに記載されている説明とは異なり、このピッチが核心です。ルートファインディングが難しく苦労します。
天気も景色も最高です。
【時間経過】
旧国民宿舎裏妙義(7:00)~木戸壁右カンテルート(7:40/14:00)~旧国民宿舎裏妙義(14:30)
【感想】
■木村
ラッペルポイントでの待機中に脱いだシューズを落としてしまいましたが、なんとか回収出来ました。次回は落下止めを付けたいと思います。
今回のルートは高度感も景色も最高でした。簡単なルートなので初心者にお勧めです。ただし、同ルート下降なので、複数のパーティーが取りつくと渋滞します。また、時季によってはヒルが大量発生するとのことです。
装備について、持参したクイックドローは14本です。トポの記載通り、6ピッチで登りましたが、不足することはありませんでした。
■高橋
ついにマルチピッチクライミングデビューとなった。書物等でグレードを見たり、ネット情報で確認すると、グレードも比較的低く、ガバも多いとのこと。問題ないと思っていたが...いざ取り付きに到着すると緊張してしまう。皆で話し合って2、5P目をリードすることに。ところが2P目は屈曲するルートでプロテクション探しに苦労した。また岩に土くれがついていて、ホールドとして成立するのか不安がある箇所が多数あり、苦労した。リード中にクイックドローは残り二つとなりひやひやしたが、ようやくビレイポイントを発見。事なきを得た。3パーティーとすれ違いながらの懸垂下降は厄介だった。次回登攀するときは自信をもって登攀したい。
■平
リードした3ピッチ目はほぼ真っ直ぐ、6ピッチ目は傾斜が緩く、ともに易しいピッチだった。ラッキー!最後は、2本目のクリップ後、終了点に導かれて真っ直ぐ登ってしまったが、もっと右にゆけばピンがあったようだ。
登ること自体に難しいところはなく快適、季節を変えてまた行ってみたい。懸垂下降時に、登ってくる人とのすれ違い待ちで時間がかかり、足が痛くなったので、次回は靴を背負って登ろう。