広沢寺RCT

  • 期間 2022-02-05
  • メンバー L高橋(41期)、平(40期)
  • 記録 高橋

基本ステップ・マルチピッチクライミングの復習を、日和田と比べ温暖な広沢寺の岩場で行った。

前回(1/15)の広沢寺RCTでは、ピッチを切った際など動作が変わる時に「次に何をすべきか」一瞬悩んでしまいスムーズさを欠いてしまった。今回は岩場で円滑にロープを扱えるよう、一連の動作を事前に想い描いて臨んだ。

7:50に小田急線本厚木駅改札口に集合、バスで8:40 広沢寺前駐車場。トイレ等を済ませ岩場へ向かう。9:00 弁天岩に到着。我々以外に男女ペアの2パーティのみ。本日と明日は悪天予報のせいか岩場は空いている。ウォーミングアップとして右方向のプレゼントファイブ(5.7)をリードクライミング・セカンドの引き上げ・懸垂下降をお互い1本ずつ。立木にビレイステーションを構築。ロープを上手に扱うことができた。バックアップを用いた懸垂下降は振分け法(昨年12月の日和田RCT記事を参照)で実施。振り分けたロープをスリングでまとめる際に工夫した結果、前回に比べスムーズにロープも出て行った。ふと空を見あげると予報に反して美しい青空が広がり、日差しも強く暖かい。
青空と岩場

次にクラックルート(5.7)を登る。このルートは2P目の取付きが核心で、右足のスタンスと左手のホールドが乏しく、初めの一、二手が難しい。前回は時間切れで2P目をリードできなかったので、今日はリードをしてみたかった。そんな想いを察してか、平さんから「2P目、リードする?」と言われたが、まずはセカンドで登ってからリードしたいのが本音だった。そこも見透かされたのか、1本目の2P目は平さんがリードすることに。バックアップを用いた懸垂下降は、私はコイル巻きで下降。しかし普段と逆(反時計周り)に巻いたため、下降中にロープを出す際、多少手間取ってしまった。
次にいよいよ2P目を私がリードする番だ。先ほどまでやや緊張していたが、取り付くと不思議と落ち着いて登ることができた。ヌンチャクもゲートと岩の向きを考えながら左右のロープをバランス良くクリップできたように思う。
クラックルート
しかし、セカンドの平さんが終了点に到着した後、私の失敗から懸垂下降のロープが絡まってしまった。修正に時間を要し、あと一本登るつもりだったがタイムオーバーとなった。

14:15に二人とも懸垂下降しロープを引き抜いた。そこから片づけを開始、広沢寺温泉15:06発のバスに余裕をもって乗車できた。

終了点への到着時、あるいは支点にセカンドクライマーを迎えた時に「次に何をすればよいか」一瞬考えてしまうところがあり、まだまだ未熟だと反省。イメージトレーニングを繰り返して克服していきたい。また、ロープの扱いやバックアップを用いた懸垂下降ももう少しスムーズにできるよう練習が必要だと感じた。一方でクラックルートを自信を持ってリードクライミングできたのは素直に嬉しい。次回は別ルートにも挑戦したいと考えている。

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