今回、私たちは三叉峰ルンゼに行って来ました。残念ながら最後まで登攀出来ませんでしたが、硬いバーチカルアイスを登る良い練習になりました。天候が悪い上に、赤岳鉱泉を出発する時間が遅れて、さらに先行パーティーの渋滞にあった為、時間の都合も考えて、F2落ち口で引き返し、ジョウゴ沢F2で遊んで来ました。
■日程1日目
小淵沢駅に集合。駅舎は新築されています。
小淵沢駅です。
駅舎の案内図です。2階の待合室は終電以降は閉鎖されます。
2階の交流スペースです。こちらは北杜市の管轄です。夜間も開放されているとのことです。
■日程2日目
赤岳鉱泉を夜明け前に出発します。登山道を中山乗越に向かって進みます。
登山道の樹林帯が途切れて、橋を渡る所が柳川北沢右俣出合です。腕時計の高度計は2275mを示しています。ここから柳川北沢右俣を上流に向かって進みます。
写真は小同心ルンゼです。最初の二俣の左俣です。ここの二俣は右に進路を取ります。次の二俣の左俣が三叉峰ルンゼです。
写真は三叉峰ルンゼです。写真中央の岩稜は無名峰南稜からの支尾根ですので、石尊稜と間違えて、この岩稜の左に進路を取ってはいけません。ここは右に進みます。
F2の大滝です。気温はマイナス17℃です。腕時計の高度計は2505mを示しています。先行2パーティーが遊んでいます。先行パーティーが氷瀑中央を登っているため、しばらくの間待機して、右隣りのルートを登ります。ここで時間切れです。
【時間の経過】
赤岳鉱泉(6:10)~小同心ルンゼ出合(6:45)~F2(7:25/9:00)~赤岳鉱泉
【感想】
■木村
F2中央の垂壁ラインは登攀による穴だらけで簡単そうなので、ここを登りたかったのですが、他のパーティーの都合で、仕方なく右側の垂壁を登りました。下部の氷が薄く、登攀による穴も無いため、少々困惑しましたが、むしろ良い練習になったような気がします。次回はもっと早く出発して一番乗りしたいと思います。
ここで皆様にお知らせです。スーパーやまとは12/6付で倒産しておりました。小淵沢店はよく利用していたので残念です。小淵沢駅周辺には他にスーパーマーケットは無いようです。
■二見
シーズン初め、アイスクライミングのムーヴがしっかりと出来ていなくて、計画を順調に達成できるか不安だったのですが結果的に垂直近い壁の練習がリーダーの指導で出来たことは成果でした。三角バランス、蹴り込み、立ち込み、打ち込み等リズムを会得しないといけません。蹴りが弱く腕に頼るとすぐにパンプしてしまいます。場数を増やして体で覚えて行くしかありません。晴予報は外れ粉雪が舞いました。-17℃の世界は指先の弱い私は、幾らか後遺症が残りました。スクリューとアイゼンの研磨が課題です。