今回、私たちは箱根屋沢に行ってきました。登攀要素が強い沢で、クライミングの良いトレーニングになりました。
入渓点の箱根橋です。
F1(3段20m)です。
右岸に高巻き用のハシゴがあります。安全性は不明です。
F3(8m滝)です。
F4(12m幅広滝)です。
F5(2段10m滝)です。
F6(逆くの字滝)です。
F7(2段20m)です。右岸のオレンジ色のお助け紐を利用して登ります。ここが今回の核心部です。
F8(15m人工登攀の滝)です。支点の強度を確かめならが、アブミを使って動的荷重があまり掛からないように優しく登ります。
F9(10mナメ滝)です。ここも人工登攀になるようですが、時間の都合で今回はここまでです。沢を下って箱根橋に向かいます。
【経路と時間】
箱根橋(11:00)~F8落ち口(16:40)~箱根橋(19:30)
【感想】
■木村
F7の2段20m滝のルート取りは失敗しました。インターネットの情報を基に、右岸のポケットホールドがいくつかある岩壁から取り付いて、上段のトイ状滝にトラバースするルートを取りました。このルートを取ったおかげでシューズと手が泥と砂にまみれてほとんどフリクションしなくなり、トイ状滝へのトラバースに難儀しました。インターネットの他の情報によると流芯付近から取り付くのが良いようです。いずれにしても下段も上段もぬめりが強くよく滑ります。この滝は二度と登りたくありません。
装備品について、今回50mロープを1本持参しましたが、ちょうど良い長さだったと思います。
■二見
2段20m、(丹沢の谷200ルート後藤真一著によれば)通常左の乾いた壁をポケットで登るとある。立て掛けてある枝を利用してリーダーはパワーで登る。同様に試みるが腕力、大腿四頭筋不足で登れない。直ぐ左のルンゼから再登するがバイルが泥まみれの岩で効かない。止む無く元に戻りアブミを使い何とか第一ステップをクリアする(カムの回収を忘れる)が、次の泥付きの垂壁で悪戦苦闘。右側のオレンジ幅広スリングを経由してトイ状スラブをアッセンダーで緊張して登る。ここで大分時間をロスする。
次の15m人口登攀ルートはハーケンが多かったが離れている所は加工したアブミの最上段に乗り2台並べると次に届いた。落ち口は1個アッセンダー使用。懸垂下降には50m+補助ロープ持参が安心かも。
お疲れさま。二見さんから聞きましたが、夜間の沢の行動は非常に危険です。F9はあぶみを使ってしまえばF8よりはるかに簡単ですので、そう時間はかからなかったことでしょう。尾根の下降路は明瞭ですので、結果的に詰めてしまった方が早かったかもしれません。
アドバイスありがとうございます。
今後の参考にさせていただきたいと思います。