今回、私たちは笛吹川東沢の乙女ノ沢にアイスクライミングに行ってきました。初級者向けのルートで、私たちの様な未熟なクライマーでも、アイスクライミングを楽しむことが出来ました。
夜明け前、小雪降る中、道の駅みとみに集合。マイカーで市営無料駐車場に移動します。道路周辺の雪は、ここ数日の陽気で、ほとんど溶けて無くなったそうですが、今日の降雪で再び積もりそうです。
東沢山荘前から、甲武信ヶ岳登山口に向かって歩き、西沢山荘を過ぎた所で左手の遊歩道へ入ります。二俣の吊橋を渡ってから遊歩道を左に分けて、東沢の河原に入って、上流を目指していきます。適当な場所で左岸に渡渉し、鶏冠谷出合に至ります。ここからは、左岸の踏み跡を辿って行きます。しばらく進むと左岸に顕著な谷が合流します。清兵衛沢です。ここから間も無く、ほら貝のゴルジュに至ります。
ほら貝沢出合の標識とゴルジュの様子です。ゴルジュの水は綺麗な青と緑です。ここから急登の尾根を登り、大きく沢を高巻きます。
しばらく進むと山ノ神に至ります。祠に使われている木材は新しいもののように見えます。さらに進むと広い河原に出ます。何度が渡渉を繰り返し、再び左岸の踏み跡に入ると、右岸に乙女ノ沢が出合います。
乙女ノ滝は、積雪が多く、あまり状態が良くありません。気温はマイナス0.6℃と高めで、氷の状態も良くありません。今回はアイスクライミングに向いてないようです。
【山行ルート】
東沢山荘(5:00)~山ノ神(8:00)~乙女ノ沢(9:00/11:50)~往路~東沢山荘(14:40)
【感想】
■二見
去年日程の調整がつかず、今回ようやく実現しました。
小雪行軍で結果として乙女の滝は貸切状態、時期がちょっと遅く渡渉に苦労しました。
今週前半の暖かさで雪が緩みズボズボ足を取られ時間がかかりました。
1月半ば、講習で来た時は沢沿いは良く凍っていました。
乙女の滝は傾斜は緩いが距離があり迫力があります。
ふくらはぎが張って、休みを取りながら行かないと続きません。
雪面になるとアイゼンが良く刺さり楽になります。
時間的制約、風も出てきたりで50mで終わってしまいましたが
来季に期待して帰途に着きました。
■木村
乙女ノ沢の大滝まで遡行する予定でしたが、時間の都合であきらめて、その分、乙女ノ滝をマルチピッチで登って楽しみました。
下山時は雪が本降りとなり、降雪の東沢の景色に感動しました。ほら貝のゴルジュの写真は、下山時に撮影したものです。天気予報は雨でしたが、最後まで雨にならずに幸運でした。