▲「鉢盛峠〜高遠山」概念図
しばらく、中だるみ気味だった「親不知〜御前崎」プランでしたが、2012年に「塩尻峠〜女神茶屋(スズラン峠)」までを2泊3日で歩いたのがキッ カケで、少し勢いがついてきた。「日本列島横断分水嶺プロジェクト」と大層な名前を付けて更ににペースが出来てきた。昨年は、塩尻峠と中央アの権兵衛峠間 を四回に分けて歩き通した。これで、中アの茶臼山から富士見パノラマスキー場の上まで繫がった事になる。 前置きが長くなったが、今回は鉢盛峠から高遠山までを、2泊3日で歩いてきた 3/28 早朝、奈良井宿の駐車場にKuさんと合流。そのまま車1台を置いて、僕の車で登山口の御馬越の「鉢盛山林道」に向う。県道から分かれてすぐに ゲートで、その前の駐車スペースに車を置いて野俣沢沿いの鉢盛山林道を歩き出す。しばらくは除雪されていたが、枝沢(境沢)に架かる橋の所で除雪区間が終 わる。ここで、Kuはワカン、長澤はスノーシューを付ける。 所々、雪が着いていない部分もあったり、デブリで埋まった部分が続いたりと中々ペースが上がらない。おまけに長澤は足がつったりして、ごまかしごまかしな んとか鉢盛峠に辿り着く。ここでテントを張る。
3/29 寝不足は多少解消したが、イマイチ調子が出ない。昨年の前立腺ガンの治療でやったホルモン療法の影響がまだ抜けていないのだろうか? そ んな事も考えながらひたすらまずは、烏帽子岳を目指す。烏帽子岳まで3時間も掛かってしまう。烏帽子岳を過ぎれば基本的に下りこう配。それでも結構アップ ダウンが続く。ただ、今年は積雪量が多いのか、ネットの情報に比べてもほとんどヤブは出てこない。ルートファインディング的には、天候も良く難しい所はな い。 今日は足がツル事もなく、1/25,000地形図の一枚分位は行程を進めることができた。せめて送電線を越えたいと思ったが、時間切れ。1,706m標高 点ピークを下った、送電線が横切る手前の広いコルにテン場サイトを求めた。樹林に囲まれた広くて中々のテン場サイトでした。
3/30 朝から雨模様。入山日の28日に日本列島を覆っていた高気圧が東に移動し、昨夜から今日にかけて日本海の低気圧が通過中。その為に朝から 雨という訳です。まあこの時期に3日間も好天は無理かも。しかし今日は、これから登る1,762m標高点ピークが最高標高。それを越えれば、後はドンドン 標高が低くなっていくので気は楽である。それ程急な上り下りもなく、午前中には高遠山に到着することができた。2年前の5月、「お名前シリーズ」と名付け て登った際に取り付けた山名表示板も無事残っていました。 後は送電巡視路を利用して奈良井宿に向って下山するだけである。
<3/28> ゲート 7:35〜除雪終了点 9:20〜岳沢登山口 16:00〜鉢盛峠(C1) 17:50
<3/29> C1 6:00〜1,951m峰 6:30〜2,022m峰 7:00〜烏帽子岳 9:00〜1,895mP 10:50〜1,901m峰 12:10〜1,946m峰 14:05〜1,844m峰 14:40〜1,832m峰 15:25〜1,735m峰16:25〜標高1,587m付近(C2) 17:50
<3/30> C2 6:00〜1,650m峰 6:50〜1,762m峰 7:45〜1,708m峰 8:20〜1,573m峰 9:35〜1,564m峰 10:15〜1,508m峰 10:40〜1,468m峰 11:15〜高遠山 11:35〜奈良井宿駐車場 14:30
標高=西暦登山をしています。来年は2022年なので、2022メートルのオンダシ峰に登ろうと、今月23日に鉢盛山の登山口まで車でいきましたが、その先は、雑草が生い茂り、先に行けませんでした。秋になれば鉢盛峠までいけるでしょうか。
「鉢盛峠〜高遠山」は、残雪期に歩きました。鉢盛山〜鉢盛峠も野麦スキー場から雪の時期に歩きました。多分あのあたりは、無雪期なら藪漕ぎ覚悟で登る(それを楽しめる方なら)か、あるいは積雪期、雪で藪がある程度隠れている季節を選ぶかでしょう。久しぶりに本科のHPを見てお問い合わせがあったので、返信した次第です。お気をつけて行ってください。