谷川馬蹄形縦走

  • 期間 2010-10-09~2010-10-11
  • メンバー 松本(好)(L、29期)、一宮(29期)、加藤(太)(29期)、佐藤(千)(29期)
  • 記録 佐藤(千)

10月9日

21:20北坂戸駅に集合し、一宮さんの車で土合駅へ向かう。23:00土合駅着。軽く入山祭をしたのち、待合所へ場所を移動し就寝。夜中遅くまで盛り上がっているグループのおかげでほぼ眠れず。

10月10日

6:25に土合駅を出発。7:00発のロープウェイに乗り、少し紅葉し始めた山肌をロープウェイから眺め、気持ちがウキウキし始める。西黒尾根は次の機会に・・・ということで、10分ほどで天神平に到着。

天神平からは山々の紅葉を眺めながら木道を歩く。天気はいまいちだが、山の香りがしてとっても気持がいい。熊穴沢避難小屋から肩の小屋までの間、時折青空が出始め、『日頃のおこないがイイんだろうなぁ~』、『やっぱり、晴れ男・晴れ女かも』なんて話しをしながら、光を浴びて鮮やかに輝く山々にテンションがあがってくる。このまま天気が回復してくれることを皆、信じていたのだが・・・。

トマノ耳に到着する頃には完全にガスの中となり、全く景色が見えない。自分がどの辺りにいるのかも、地図上でしかわからない。ここからはひたすらガスの中を歩き続けることになる。「とっても気持ちいいよ~」と机上講習のアフターで聞いていた茂倉岳から武能岳までの笹原では、ガスも相まって熊が出そうな雰囲気満点であった。

七ツ小屋山までは雨には降られずに来た。テントを張るまでは何とか持ち堪えてほしいが、しかし雲も限界にきている感じで重たそうにしている。七ツ小屋山から清水峠までの下りは、降っては止んでを繰り返したが、清水峠まであともう少しというところで、とうとう本格的に降りだし、風も少し出てきた。

清水峠の送電線監視所に到着し、建物で風を少しでも避けられるようにということで、監視所の前にテントを張ることにした。ここでは松本さんと加藤さんは水場で動物(熊!?)との接近戦があった模様。また、同期だけのテントでの晩餐はほぼ初めてであり、一宮さん作のペミカンを使ったカレーライスはとても美味しく、楽しい時間を過ごした。

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トマノ耳:ガスで何も見えず・・

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清水峠:監視所の前にテントを張る

 

10月11日

夜中じゅう止むことのない強風に、寝つけずに朝となった。雨があがっていることを期待しながらテントから顔を出してみるが、残念ながら止んでいない。強風の中、撤収作業をし、6:38に清水峠を出発する。

相変わらず視界は悪いが、たまに現れる湿原に感動したり、岩場があったり、道に大きな糞が(熊の!?)あったりと、変化があり楽しく歩くことができた。

朝日岳山頂は、天気が良ければとっても素晴らしい景色を見ることができるのだろう。体が飛ばされそうなくらいの強い雨風の中、さっさと通過しようと向かった先には祠があり、その先に道がない。皆で地図とコンパスを出しルートを探したが、視界が悪く、見つけ出した登山道を進んでいいものか不安になる。

笠ヶ岳へ向かうにつれ、だんだんと雨が弱くなり視界も開けてきて、白毛門へ向かう頃には青空も出てきた。昨日の熊穴沢避難小屋から肩の小屋以来の青空と、山々の紅葉とのコントラストはとっても綺麗で、足取りも軽やかになる。また、白毛門に向かう頃には登山者も増え始め、トマの耳~笠ヶ岳とは打って変わって賑やかになった。

松ノ木沢ノ頭では向かいの山々のガスも晴れ、歩いてきた山々を眺めることができ、満足感に浸ることができた。ここから土合橋までの下りはなかなか歩き応えがあり、膝は悲鳴を上げ、フラフラになりながら土合駅に到着。炭酸飲料で無事下山したことに乾杯した。3連休最終日ということもあり渋滞状況が気になり、汗も流さず帰路についた。

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朝日岳山頂:飛ばされそうなくらいの強い雨風

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松ノ木沢ノ頭:歩いてきた山々を眺める

<コースタイム>

10月10日

6:25土合駅~7:19天神平~8:00熊穴沢避難小屋~9:20肩の小屋~9:34トマノ耳~9:55オキノ耳~11:02一ノ倉岳~11:42茂倉岳~13:18武能岳~14:14蓬ヒュッテ~15:00七ツ小屋山~16:00清水峠

10月11日

6:38清水峠~8:34ジャンクションピーク~9:10朝日岳~10:38笠ヶ岳~12:03白毛門~15:00土合橋

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