クリスマス寒波の到来した朝の電車は寒い。人が少ないので余計寒さを感じる。
10:00 男岩到着。さすがにこのところの盛況はなく2グループ5名程しか先客がいない。
早速木村がトップロープのセットに向かう。体を慣らす為、懸垂下降する。
アイゼンを着け、軽いザックを背負いオーバー手袋をしてスタート。南面クラック、縦走用アイゼンの前爪に体重をのせるのはふくらはぎに負担がかかる。クライミングシューズで登る倍の時間を要する。交代してビレイ、木村は目出帽も着ける。
早めの昼食休憩を挟んでもう1回づつトップロープ。岩場周辺は木に囲まれて殆ど風は来ないが、岩場のトップに行くと風がある。晴れているが登り口は陽が当たらない。オーバー手袋をしているとヘルメットのあご紐一つスムーズに装着出来ない。ゴーグルは視野を狭める、腰周りが見え難い。気温は6℃位か? 本番はマイナスの外気が加わり、一つ一つの行動がさらに制約される。
先番を交代して、木村リード。岩場トップの下でピッチを切るが足のやり場がなく苦労する。トップロープ自体の支点は3箇所からの流動分散に加えバックアップ1箇所で強度は十分。そのスリングに(他に取るところ無し)メインザイル+セルフビレイを兼用で取る。止む無くセカンドも同一点にビレイ。木村は懸垂下降の準備、テンションをセルフビレイに移し代えるのに苦労する。
男岩が少し混んできたこととマルチピッチの支点の確保の為、女岩に移動する。ルートに慣れる為、トップロープで1回練習。オーバー手袋をしているので指先がホールドに引っかかり難い。朝はそれほど早くなかったものの15時を過ぎて疲れが出てくる。南面5.5のリード、足の踏ん張りも緩くなってきて、8合目辺りで滑る。手袋を外して登りきる。セカンドをビレイした後、懸垂下降。
16:20 練習終了。ギアスリングへのヌンチャクのかけ方とギアラックの受渡しについて打ち合わせる。
車で来ている木村とは下山中に分かれ、一人で高麗駅。昨日が冬至、早い日が暮れて暗闇の北風が強くなったホームで快速急行を待ちながら今日一日を振り返った。
日和田 アイゼントレーニング
- 期間 2011-12-23
- メンバー L二見(27期)、木村広(27期)
- 記録 二見