谷川連峰・白毛門~赤沢山

  • 期間 2012-03-17~2012-03-18
  • メンバー L鈴木百(25期)、小林英(25期)、土方(26期)、加藤(29期)、鈴木利(30期)、福本(31期)
  • 記録 鈴木(利)

■3/17(土)
水上駅から土合橋入り口までバス。登山口駐車場で装備を着けアイゼンを履いて登山を開始する。
天候は曇だったが雨が降り出す。
さっきまで見えていた白毛門が霧で隠れてきた。
雪を踏みしめながら高く積もった細い一本橋を渡る。
樹林帯の斜面が続く。
松ノ木沢ノ頭手前は雪壁になっていると思ったのだが、意外と緩やかで小さな段差だった。
ここまで踏み跡を付けてきたパーティがテントサイトを構築したりツェルトで休憩したりしていた。
ここから先はトレースが薄くなる。
降っていた雨も落ち着いてきた。
先頭は半ばラッセル、アイゼンについた雪の塊をピッケルで払いのけながら登る。
凍った鎖を掴んだりして斜面を越えると1720mの白毛門登頂!!
picture 1

あいにく山頂は、ガスで周囲が見えなかった。
雪庇に気をつけて見晴らしのよい高台でルートファインディングしていると、霧が晴れて稜線が見えてきた。
先ほどの登りとは違い緩やかな下りになる。幸いガスが晴れて見晴らしが利いて足取りが速くなる。
要所でコンパスを合わせて進路を見定める。樹林帯では足をとられる。この時点でワカンを着けるべきだったかもしれない。
思ったより雪が深く、丸山手前のコルまで時間を要した。
テン場の設営を終えてから雨が降り始めた。夜は美味しいピリ唐なべをつつきながら、夕食と水作り。
23時に就寝。

■3/18(日)
3時起床、昨夜のなべの残りで雑炊の朝食。
5時にテントの撤収をする。ワカンを装着して出発。
雨で雪が緩くなっているが、ワカンを履いているので歩きやすい。急な斜面をラッセルしながら登る。
雪の稜線を丸山~P1482~P1391~赤沢山までトップを順番に交替してナビゲート。次第に天候も回復してきた。
途中で赤沢山からのパーティに出会う。トレースはあるが、コンパスを合わせ、地形と地図を照合しながら進む。
雪庇や雪壁に近づきすぎないように注意し、その一方、樹林に寄ると踏み抜きやすいので、進路を観察して何処を歩くか考えながら進む。
雪壁は、ワカンの先端を上方から突き入れるつもりのキックステップで登る。
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赤沢山からジャンクションピークまでトレースはあるが、コンパスを合わせて地形と地図を照合しながら進む。
左側に見える谷川岳付近でヘリが捜索している姿が見える。
あとで知ったが、16日に入山した単独のスノーボーダーが天神尾根で発生した雪崩に巻き込まれ西黒沢付近で発見されたとの事だった。
1150mあたりで凍った場所が出てきたのでアイゼンに履き替える。
コンパスと地形を確認しながら、深い雪の広い斜面に膝の上まで埋まりながら土合山の家を目指す。
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メンバー全員で首尾よく山の家に下山することができた。土合駅で装備を解除。
水上駅の蕎麦屋で白毛門ピストン隊と合流。蕗の董のてんぷらとそばを堪能して解散した。

<行程>
3/17 登山口駐車場9:15~松ノ木沢ノ頭12:15-30~白毛門14:20~P1608.1 15:10~丸山手前のコル16:30
3/18 丸山手前のコル5:20~丸山6:10~P1482 7:30~P1391 8:30~赤沢山9:50~土合山の家13:00

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