28日(土)
8:00に戸倉駐車場集合し乗合タクシー(900円/1人)で鳩待峠まで行く。
峠では歩きの人、スキー、ボーダー、色々な人がいて、山ガール、山ボーイらしき若い人の姿も目立つ。(連休を過ぎると入山禁止されているとか・・・・)
まぶしいほどの晴天で私の気分は盛り上がっている。まずはゆるい起伏でシール登行開始。久しぶりの私は慣れるために都合がよかった。登りやすいルートが続くがシールを付けてのちょっとした下りは上手くいかない。
小至仏は巻いて最後の急登を頑張れば至仏山山頂である。天気も良く、風も無くのんびりと大勢の人で賑わっている。
山頂からは360度絶景。燧ケ岳も見える。しばし歓談後まずは広い斜面を気持ちよく滑る。少し左に回り込むとムジナ沢へ入る。
ここも広い斜面で雪質もザクザクだったがまあまあであった。登りの時間を考えると悲しいくらいにあっと言う間に降りてしまう。
今日の宿泊地至仏山荘も視界に入ってきた。ノンストップで滑り下りると20分で着いてしまいそうである。
余りにもったいないので休憩を入れながらのんびり滑り降りる。暑い一日だったので、到着後の冷たいビールが最高に美味しかった。
至仏山荘は風呂もありトイレもウォシュレット(女性だけ?)信じられない素晴らしさだった。快適な夜を過ごせた。
29日(日)
今日も快晴。のんびりと準備をして鳩待峠までシール登行。樹林の中をテクテク。
歩くのと違ってシール歩行は楽な面もあるが細い幅でのアップダウン等動きが取れないところもあった。
板をはずした所もあり、少し気を使う所もあった。ゆっくり残雪を楽しみながら鳩待峠到着。又乗合タクシーで戸倉駐車場へ。
ここで岩本さんは帰京。5人で翌日の燧ケ岳の出発点御池駐車場まで移動。PM4:00頃到着。すぐに楽しい慰労会。
30日(月)
5:30起床。7時出発と聞いていたのになぜか皆準備が早い。慌てて支度する。
前日とは違ってどんよりとした曇り空の中をスタート。しばらくすると急斜面が出てくる。
ヒーヒー登っているともっと急登があるよと脅かされた。すると広沢田代に着く。広い雪原で気持ちがいい。
再び急登、楽に登るにはジグザグ歩行のコ―ス取りがポイントのようだ。
しばらく行くと燧ケ岳の全望が見える。至仏山と違って男性的な山に思える。見上げると遠い…息が上がった。
樹林帯を超えると山頂への急斜面。大きくジグザグしながらザクザクの雪でずり落ちたりしながら頑張った。
やっと山頂へ到着。山頂から俎嵓へは空身で登る。岩が出ていた。
見渡すと穏やかな感じの至仏山、大きな会津駒ケ岳、尾瀬沼等見渡せる。しばし休憩後北側を滑る。
頂上直下は大斜面、あっという間に高度が下がり樹林帯へ、又少し登り、滑り、樹林帯へ変化があって楽しい。
最後は急な樹林帯の中をぬって滑る。私は登りの足の疲れで思うように滑ることができず急な樹林帯の中の木の穴に落ちてしまった。
一瞬「ヘルメットを被っておけばよかった」と頭をよぎったが無事だった。工藤さんにリーシュを外してもらい無事脱出。
山スキーは滑るだけでなく登りと両方の体力が必要だ。脚力が落ちているのを痛感した。
燧ケ岳は至仏山違って色々な面を滑る事ができ変化があり本当の山スキーらしいと満足した。
私は2年振りの山スキーだったがとても充実していた。本当に楽しい3日間だった。
今回もベテランの皆のレクチャーを受け学ぶ事が多くあった。
【行程】
4/28 戸倉駐車場8:00~鳩待峠9:00~至仏山13:00~ムジナ沢~山ノ鼻・至仏山荘14:00
4/29 至仏山荘7:00~鳩待峠9:00~御池駐車場16:00
4/30 御池駐車場6:45~山頂11:00~御池駐車場13:00