西大巓(⇒ 3/8 西大巓)に続く2日目は磐梯山東尾根。岳温泉から裏磐梯スキー場へと移動。リフト横を登り凍った銅沼を縦断。風がなく暑い。イエローフォールから少し入ったあたりでワカンとスノーシューをデポし、アイゼンに履き替えて急な森林地帯を抜ける。
櫛ケ峰が綺麗に見える。
東尾根に乗り換えるため南にトラバース。
開けた平原を突っ切って東尾根取付きへ。
遠くからは緩く見えたが、尾根に入るとなかなかきつい坂である。
標高1600を過ぎたあたりでびっくりするほど急峻になり、ピッケルを深く刺しながら進む。
昼から晴れ予報だったのに吹雪いてきて視界がなくなる。
下が笹で踏み抜きまくるエリア、凍ったエリア、雪フカフカエリアなどを越えピークへ。何も見えない。東尾根はヤセた区間もあり、ホワイトアウトで先頭を進む駿谷さんには緊張感があったとのこと。
風も強かったのですぐに下山開始。踏み抜きが多く歩きづらい。視界が無いながらも駿谷さんのルートファインディングで迷うことなく弘法清水小屋前にたどり着いた。
風が治まり視界が徐々に開けて道も明瞭になってきたので、ペースを上げて駐車場までの帰途に就いた。
ピーク近辺で何も見えなかったのが残念だが、変化に富み、充実感たっぷりの厳しくも楽しい山行だった。なお2日間を通して駿谷さんには鹿内の荷物をかなり持ってもらって登りきれたので本当に感謝。
<行程>
裏磐梯スキー場駐車場7:10~イエローフォール8:40~櫛ケ峰分岐10:10~東尾根取付10:50~磐梯山12:40~櫛ケ峰分岐13:40~噴気孔分岐側~駐車場15:00
<所感>
○八重樫
今回は参加前日まで体調万全でなく、普通の歩行時もふくらはぎに痛みがある状態で、特に2日目の磐梯山は不安いっぱいの中、東尾根を登り切れてよかった。長い急登、踏み抜き、視界不良の中での下山ルーティング、色々な経験を積ませて頂きました。ありがとうございました!