ダイエット兼雪山初めとして谷川岳天神尾根に行ってきました。このコースは無名山塾入門前は毎年通っていましたが、今回はおよそ2年振りとなります。
前日までの降雪もあり雪崩リスクが予想されましたので、ゴンドラ乗車中に西黒沢周辺の斜面を観察したところ、岩の下部等にクラック多数あり。しかし、天神尾根は雪庇も予想に反して発達しておらず、特に問題ありませんでした。
天神平に到着してゴンドラ乗場からゲレンデに出ると、ビーコンチェックの機械が設置されてありました。
ゲレンデ前で準備終了後、折角なのでセンドモードにして通過すると緑色の〇が表示されました。
いざ登り始めるといきなり渋滞に。
しばらくするとその原因が明らかに。先頭が腰までのラッセルをストックをたたまずに奮闘されていました。そのためかなり時間を要し、ゲレンデからルートが離れる支尾根上に出たのは出発してから1時間30分後。本来であれば天狗の留場手前を歩いている時刻でした。
しかし、ラッセルされているパーティの苦労を思うと何も言えません。支尾根で早々に敗退を決意するパーティも出現。トマノ耳で引き返しても16時のゴンドラ最終便を逃してしまうことが懸念されました。そこで、帰路での渋滞やラッセルによるロスタイムを考慮し、13時30分まで登ることにして歩を進めます。
熊穴沢避難小屋手前の急なコルの下りは最近の降雪のおかげで階段状となり、例年より難易度が低くなっていました。コルの手前でアイゼンを履きました。熊穴沢避難小屋は予想よりも埋没しており、換気口のみ出ている状態。12月なのにビックリしました。
避難小屋到着が12時25分頃。あと1時間あるので、天狗の留まり場付近を目標として登ります。小屋から先は雪も踏み固められ、急斜面ではクラスト気味だったので、ツボ足に比べアイゼンの方が歩きやすく感じました。小屋の先あたりから渋滞は解消。
道標が埋没しているようで明確ではありませんが、あいまいな記憶と雪田直下であることから天狗の留まり場付近と判断。時刻も13時15分。記念撮影して引き返します。
山頂まで行けずに残念でしたが、ゲレンデまで戻ると14時20分。14時まで登ってもゴンドラに間に合ったかなぁとか思いつつ帰路へ。
<行程>
天神平9:20~熊穴沢避難小屋12:25~天狗の留まり場13:15~熊穴沢避難小屋13:45~天神平14:20
<参考:気象データ(アメダスみなかみ)>
○降雪量:12/23 19cm 12/24 27cm 12/25 0cm 12/26 0cm 12/27 25cm 12/28 6cm 12/29 20cm