『関東周辺マルチピッチルート・スーパーガイド』の登りたい場所に付箋を貼っている中で、西南カンテは今の季節でも行けそうだったので2024年の締めくくりとして計画した。
アプローチが短く、15分ほどで南壁に到着。
○1P目 25m 5.9 鹿内
トポでは5.6だったが、それにしては難しいと思っていたら、中央壁左ルートの1P目だったことが後に判明。
○2P目
ロープ解除し樹林帯を歩く。
○3~4P目 40m 5.5 鹿内
どちらも20mのピッチのため繋げて登る。3P目のカンテは高度感あるが登りやすい。
一方、4P目は脆い木や足下が土の箇所があって落石など起こさないよう気を使う。また、ロープが途中の木で屈曲し、びっくりするほど重くなる。ピッチを分けるのは理由があるんだなぁと納得。
○5P目 20m 5.6 八重樫
トラバースが結構こわい。1箇所ボルトの間隔が長いのに手掛かり足掛かりに乏しいポイントがあり、このピッチが今回の核心だった。
○6P目 15m 歩き 鹿内
二間バンドは普通に歩けるが、最初の1mだけ登ったのでそのままスタカットで7P取付きまで。休憩中、北海道から来ているというクライマーと雑談。凄くハングしているルート(5.11らしい)をソロシステムで登っていて、強い。鹿内も同郷のため話が弾む。景色もキレイ。
6P終わりからの景色
○7P目 20m 5.7 八重樫
左へ右へとルートが屈曲するので短い距離でもロープが重い。チムニーを越え、一瞬のトラバース。身体が大きい人はこのルートは面倒に思うかも。
上から見たトラバース
終了点から尾根伝いに上がり、登山道を下山。
風が非常に強いため寒かったが、天気も好く快適だった。今回は西南カンテルートのみだったが、他にもたくさんクライミングゾーンがあるのでまた行ってみたい。
<行程>
城山登山口7:00~南壁下8:00~終了点12:00~登山口駐車スペース13:20
<主な装備>
50mダブルロープ×2