奥多摩峰谷川・坊主谷

  • 期間 2024-09-29
  • メンバー L鹿内(42期)、八重樫(42期)
  • 記録 鹿内

予定していた北アルプスが荒天予報のため、急遽行き先を変更。一度目は寝坊、二度目は水量が多くて撤退した坊主谷の、三度目の正直である。

林道を進み坊主谷の橋にある駐車スペースへ。ここで装備を整え、すぐ下の橋から入渓。
入渓点
コンクリートの堰堤が見える。20℃の気温のためひんやりと寒い。ウェットスーツを着てきて正解。
2条5mCS滝は落ち口を見るとかなり深そう。
CS滝
なるべく縁をへつって行く。いつもなのか今日が特別なのか、水量が多く水圧が強い。ちょっとした滝でも水圧で足をとられるので慎重に進む。
幅広4m滝

幅広4m滝

しかし、水圧はあるもののぬめりが全くないのでフリクションが効き、ものすごく登りやすい。
7m滝

7m滝

滑り台滝

滑り台状4×10m滝

もう少し早ければウォータースライダーを試していたが・・・寒くて断念。
そして今日の核心、5連瀑、大滝。
5連瀑
写真ではわかりづらいが大きく迫力あり。釜が相当深そうなのと水の勢いが激しかったため左を巻くことにするが、この巻きが恐かった。急登でアリ地獄のように足元が崩れる掴みどころのない場所を20mほどトラバース。途中でチェーンスパイクを装着しハンマーを手がかりとして進む。持ってきてよかった・・・ 四つ目の大滝を越えたところでなんとか下りて最後の5m滝のみ登る(あとから見ると、どうも巻き方を間違えたらしい)。
そこからは比較的平和な登りやすい滝やワサビ田跡が続く。
ワサビ田
時間が遅くなると雨との予報だったため、送水管が見えた1180あたりで遡行終了し、崩壊気味の巡視道を使って下山することに。
崩壊気味の巡視路
道がところどころ崩れ、際どいトラバースが20分ほど続き緊張する。1030の登山道との合流地点で浅尾尾根に入り林道まで下山。こちらも最後の100mほどは急傾斜かつ踏み跡が不明瞭で緊張した。下山が核心とする記録をネットで見たが、なるほどそう言われるのも頷ける。無事林道に下りて駐車スペースに到着。

ちなみに二度目に坊主谷にトライした際には、入渓してすぐの滝の水量が凄くてとても登れず、巻くルートもなく、前日の雨による増水かと20分ほどで撤退した。しかし、あとになって入渓点を誤っていたことが判明。参照した記録に駐車スペースのすぐ下から入渓とあったのだが、そもそも記載と異なる地点に駐車していた。沢が林道沿いでヤマレコ等のログを見ても気づけなかった。スタート地点を間違うと全てが狂うので、これはこれで勉強になった。

<行程>
駐車場7:30~入渓8:15~坊主沢の大滝10:10~送水管(装備解除)12:10-12:40~駐車場15:00

<主な装備>
30mロープ(使用せず)、チェーンスパイク、ハンマー

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