剱岳・源次郎尾根

  • 期間 2024-08-03
  • メンバー L田中(35期)、青柳(43期)
  • 記録 田中

源次郎尾根から剱岳を登頂したのでご報告いたします。

剱沢キャンプ場から尾根取付き】
今年は大学山岳部の合宿にぶち当たってしまったので、渋滞を恐れ3時出発にした。大学は中央、早稲田、明治、防大とのこと。雪渓が痩せていてだいぶ夏道を歩き、どこから雪渓に乗るかを探りながら行く。後ろからの落石に注意しながら雪渓を下降し、割れ目が入っている個所を迂回しつつ、見覚えのある三角岩に到達。雪渓を横断し取付きの踏み跡をたどった。最初の核心岩では青柳さんにフリーで先行してもらい、お助けロープを出してもらった。全体的に青柳さんに先導してもらい、楽をさせてもらった。

【取付きから第一岩峰】
取付きの核心岩をクリアすると、両手を使ってよじ登る感じの急登と木の根登りが始まる。まさに源次郎尾根である。踏み跡は明確なのでルートファインディングより体力勝負な区間。標高が上がり、樹木が減り、這松や藪が多くなる。第一岩峰基部は分岐点であり、左が尾根ルート、右がルンゼルート。通常は左の尾根ルート。登攀要素のある一個所は青柳さんがフリーで先行し、ロープで確保してもらった。ここから第一峰までの登りが体力的には一番厳しい。
第一峰へ

【第一岩峰から第二岩峰】
第一岩峰では八ツ峰、熊の岩のテント場(2張りほど張ってあった)が見えて、八ツ峰縦走や登攀など次のステップに思いをはせた。
八ツ峰
第二岩峰までは100mくらいの急な下降と這松に掴まりながらの上昇があり、遠目には悪いように見えたが、やってみるとそれほどでもない行程だった。

【第二岩峰から山頂】
第二岩峰の末端から30mの懸垂下降である。懸垂点にペツルハンガーボルトが新設されており、30mロープ2本をセットした。青柳、田中の順に懸垂下降した。ロープがスタックしないように揺すりながら回収した。
懸垂下降
降下点から山頂まで大した距離はなかった。途中ルートを失いそうになった個所があったが、雷鳥が出てきて導いてくれた。
雷鳥

<行程>
剱沢キャンプ場3:00~源次郎尾根取付き4:00~第一峰7:00~第二峰8:00~剱岳山頂9:30~剣山荘12:30

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