飯豊山

  • 期間 2024-07-13~2024-07-14
  • メンバー L松本(17期)、安永(26期)、秋永(42期)
  • 記録 秋永

荒天を避け、思い切って東北遠征に行ってきた。
この3人組での山行は、2年前の夏サバ(⇒ 2022/7/2~7/3 エイドクライミング入門&夏山サバイバル/奥多摩・岳嶺岩)で話題になった「松本さんの稲子南壁のやり残し」が出発点。以来、岩場や冬山など様々な自主企画で経験を積んできた。今回、稲子に行けるかなと検討をしたが、梅雨時期のため、あれこれと別案を話し合った。農鳥岳縦走・川場谷・大除沢・・・結局直前の大雨予報から、完全に晴れそうな東北地域のうち、松本さんも安永さんも登ったことのない百名山、飯豊山に決定!

登山口からの標高差は1600mで、150~200mクラスのアップダウンを3回ほど繰り返して、山頂付近の本山小屋へ。暑くて、キツい登りはしんどかったが、翌日はご来光、稜線の景色や高山のお花も楽しむことができ、充実した山行となった。

■7/13(土)
御沢登山口の御神木
御沢登山口の御神木。樹齢400~600年だそうだ。

地蔵岳近くの水場
地蔵岳近くの水場。冷たくて美味しい!帰りも沢山水筒に詰めてゴクゴク飲んだ。

団扇
健脚な松本さんはトレッキングポールなど使わず(持ってるのを見たことない)、ずっと団扇でパタパタ扇(あお)いでいる。とても涼しそう。以来、私も夏山で団扇を大活用するようになった。たしかに飲む水の量が減って、快適だ。

雪渓
一部、雪渓の登り。とても短いけれど、翌月の剱沢を想定しながら、足裏の感覚を確かめる。

クルマユリ
クルマユリ。車海老ではない!

テン場
17:30ごろ、ついにテン場に到着!しんどかった!麦ジュースでの乾杯、身体に沁みる。

■7/14(日)
飯豊山頂
翌朝は4時に出て、山頂へ。ご来光も楽しんだ。

ヒメサユリ(現地固有種)
初日はガスが多かったが、下山日は晴れた。これはヒメサユリという、飯豊連峰など東北地域の固有種。

ミヤマキンポウゲ
こちらはミヤマキンポウゲ。

下山路
下山路の稜線。遠く会津の山々まで見える。

トラバースとアップダウン
トラバースとアップダウンが続く。後ろに写るのは、私や安永さんの友人のKさん。たまたま新潟の方から飯豊山を縦走するとのことで、前日のテン場で合流し、下山をご一緒できて楽しかった。

岩稜帯
種蒔山と三国岳の間の稜線(だったと思う)。一部が岩稜帯で、両手両足でよじ登ったりクライムダウンをするところがある。夏合宿の源次郎尾根に向けて、少しでも岩稜帯の足慣らしをと思いながら通過した。

三国岳からの稜線
三国岳(右上に小屋が見える)からの稜線。帰りは地蔵岳にもピストンした。展望がなく標識も見当たらなかったので、スキップしてもよかったかも(苦笑)。

最後に。
地図をよく見ると、稜線沿いに糸のように細長く県境が続いていることがわかる。福島県の北西端がこんな形になっているとは!飯豊山にまつわる歴史なども少し知ることができ、とても興味深い山行となった。

<行程>
7/13 御沢登山口7:20~横峰10:10~三国岳12:05~種蒔山13:55~切合小屋14:20~草履塚15:10~本山小屋(幕営)17:30
7/14 本山小屋4:00~飯豊山4:20~本山小屋(朝食・撤収)5:00-6:30~草履塚7:40~切合小屋8:10~種蒔山8:40~三国岳9:45~地蔵山11:10~横峰12:10~御沢登山口13:45~川入バス停14:20

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>