群馬県の倉見川高場沢の遡行に行ってきました。
林道を車で進むが全面通行止めと掲示されたゲートがある。そこで駐車し沢装備に換装していると、地元の御仁が車でやってきて声をかけられた。すかさず、この先も進めるのか訊くと「進めるしゲートも施錠されることはない」とのこと。さらに先まで車で行くことにした。林道の路面状況は悪くなるが許容範囲。やがてやや開けたスペースが現れ、そこに駐車する。
沢は駐車スペースの先で二俣となっているが、右俣側の踏み跡をたどるとすぐに堰堤が見える。堰堤の取っ手を利用して入渓。
しばし倒木の多い区間を遡行するとナメが始まる。
ナメは終始続き、想定以上に長い。時折深い釜やトロも現れる。梅雨は明けて下界は猛暑であるが水は冷たい。
平坦歩きの沢かと思いきや、デブに挑戦的なナメ滝が複数現れる。
1050m付近のナメ滝
巨岩脇のナメ滝
標高1100m付近でハイライトの多段ナメ滝が現れる。
最初はなだらかだが、右に曲がると結構な滝が姿を見せる。上部は若干滑った。左から巻くこともできる
1170m付近で再度深い釜とナメ滝(下の写真右は滝の上部から)。
まだまだナメは続くが頃合いをみて林道へ向けて脱渓。林道を快適に歩き駐車スペースへ。超ユル沢と思っていたが一部登りがいのある滝があって驚いた。
〇クライミングロープ 8mm×30m 1本(使用せず)
〇水量:普通
<行程>
石楠花橋11:00~1176m付近(脱渓)12:35~石楠花橋13:20
<参考:気象データ(アメダス沼田)>
〇雨量:7/14 12mm 7/15 24.5mm 7/16 23mm 7/17 15.5mm 7/18 0.5mm 7/19~7/21 0mm