5/26の沢登り基本ステップ(小坂志川-湯場ノ沢遡行)に参加できないため、足慣らしとして企画。沢初めにちょうど良い沢だった。
序盤から小滝が続き、予想以上の難易度だったけれど、最後の大滝はきちんとリードできたことで自信につながった。また、購入したての30mロープを使い立木での折り返しビレイや、予期せぬ懸垂下降も練習できた。そして下山後は檜風呂とご馳走で締めくくることができ、とても充実した山行となった。
武蔵五日市駅よりバスに乗車し、藤倉にて下車。入渓ポイントがわかりづらい。川沿いのガードレールの切れ目から民家(?)脇を経てすぐに川原に下りることができる。そこで装備を装着した。
北秋川からシンナソーの入口、なんだか冴えない。
ひとつひとつの小滝は難しくはないが、きちんと両手両足で登る必要がある。細かなホールドスタンス、体重移動の確認になった。
一つだけ登れなかった滝がある。7m滝は上の写真の位置まで二人とも突っ張ってみるも、そのあとの手がかりがなかった。あとで他の記録を見たら、水中にしっかり足を入れるか、右壁にハーケンを打つこともあるようだ。我々は左岸を高巻いたが、やはり脆くてちょっと悪い。まだまだ高巻きに慣れていないので、ひぃひぃ言いながらなんとか沢筋に戻った。
他に、取り付いてからお助けスリングを出してもらう場面も一度あった(具体的な滝は失念)が、それ以外はしっかりフリーで登り切ることができた。
さて、とある滝を登ったのちに、練習がてらロープを出して、立木で折り返して安永さんをビレイ。登りきった安永さん、「あれ、遡行図がない ^^;」 滝下を見ると、落ちている・・・ということで、その立木にロープをかけて、予期せぬ懸垂下降の練習になった。遡行図を回収し、再びフリーで登る。なんだか2回目のほうが緊張した。
沢自体は途中で枯れ沢(伏流)となる。
いよいよ、最後の15m滝。ラスボス感が強い。
まずは1段目を登って偵察。2段目はチョックストーンがあり、240cmスリングを投げ縄のようにして掛けて、セルフお助けを作ってから乗っ越した。
さて3段目。観察するも、ハーケンなどなさそう。意を決して、ロープを引いてリードに挑戦。途中で左の角岩にスリングで中間支点をかけてみようかと思ったが、その岩を触ったらぐらりと動き、諦めた(落石しなくてよかった!)。モタモタしてると不必要にビビってしまうので、濡れてもいいやと登りきった。
遠くの倒木にスリングとカラビナをかけて折り返し、滝の落口でビレイ。先ほどよりスムーズだ。
ハーケンの打ち方も教わった。引かれる方向に対して、垂直になるように打ち込む。
詰めは腐葉土がズルズルと滑り、長くないけれど苦労した。尾根に上がって一息。
下山はダッシュ。雪山の季節が終わり、身軽な格好で新緑のなかを走るのが最高に気持ち良かった。大岳山も見えて、ハセツネコースに想いをハセた。
ゴールは、浅間坂・木庵。ひのき風呂の温泉、ビール、そして山菜豊富なおそば定食を堪能した。このエリアのゴール地点としてオススメしたい。
<行程>
入渓9:20~尾根13:20~浅間尾根登山口14:20
最後の30分は沢装備でトレランはキツかった〰️(>_<)